天才は存在した

以前勤めていた会社での出来事

俺は、Androidアプリ開発エンジニアとして働いていて、納期に迫られていた。

で、どうしようもない事態にはまっていた。

NFC機能でFelicaカードを読み取りアプリを作っていたのですが、NFCヘルスケアライブラリというsonyが開発したAPIを使用したNFC-Fへの読み書きのアプリの作成途中で、バイナリデータの読み込みと書き込みの暗号化解読バイナリコードがとおらず、エラーしか返ってこなかったのだった。

そんな時、見かねた上司が一言「外注で○○社の、Tさんという方がAndroid開発経験あるって言ってたから聞いてみるか?」と言ってくれ、俺はその言葉に委ねることにした。

後日アポを取って、会ってみることに。

Tさんと会って、事情を話すと後ほどメールにて解読コードをおくるので、それを試してほしいと言われた。

俺は難しいので、色々と仕様書なども作成しTさんに渡したが、Tさんは「仕様書はこちらで用意しとくので、○○さんはゆっくりしといてください」と言われた。

そんで、次の日ぐらいにTさんからメールがきて、俺は唖然としてしまった。

暗号のコード約1万行ぐらいあるなかで、2進数→16進数に変換してそれをアスキーコードに変換しそこからNFCヘルスケアライブラリの仕様に沿った何行目から何行目までの文字列がパスワードと一致していたのだ。

また、モジュールも送信してくれて、NFC-Fの情報を読み込むと、即座に情報が読み書きできるアプリケーションも付属でくれていたのだった。

私は、本物のプロというのを見てしまったと思った。

この1万行もあるコードを、目視ではなく、Tさんが作成したモジュールを元に解読し、それを事細かに説明してくれモジュールと付属で送ってきてくれたのだった。

その時点で、この外注には勝てないと直感した。

それと同時に、俺はTさんを目指したいと心から思ったのだった。

Tさんは、他にもプロジェクトを複数持っている状態で、その他のプロジェクトも納期の3日前で完成させていたのだった。

やはり、上には上がいる。

当時の俺は、会社でAndroid開発出来る人員がほとんどおらず、もともとAndroid開発を得意としていたので、たまに会っていた外注のTさんのことを馬鹿にしていることもあった。

なので、本当に反省した。

1人は確実にいる社内の天才

俺はいままで、結構転職なども繰り返しているのだが、やはり今までの会社を振り返ってみても、必ず居た天才と呼ぶべき人物。

神とも思える人もいた。

今の会社でも、辞めてしまったがHさんという天才と思える人物が1人いた。

上司と俺が1週間ぐらい悩んでいた問題を、わずか3分で解決。

で、リファレンスまで作成してくれ事細かに説明してくれる。

この人は、凄いと最初思ったが、それ以上に凄かったのは個人で制作しているプロジェクトをサービス開始させそれを他の会社に出資してもらい事業を成功させていたことだった。

結局その人は、ヘッドハンティングのような形で他社に移ったが、やはりその人が社内に居なくなることは会社には大ダメージには違いなかった。

案の定、その人が辞めてから今の会社は傾き、残業も増えていく一方だった。

そんな人物に俺は憧れを持っていたが、なるべくしてなってはいない。

その人達の共通点を何か考えてみると、 努力家 だと思った。

断じて手を抜かない仕事、間違いない洞察力、瞬息の読解力、どこを見てもやはり隙など存在しなかった。

やはり、上にいく為にはそれ相応の努力は必要だった。

その努力をやめて、天才になろうなんて無理だ。

俺が尊敬する人、

中田ヤスタカ
真鍋 大度
ロバート・ノイス

上記の人たちは普通ではない。

人並みなんか駄目だと思う、とびぬけていないと、気がならない。

何十年生きてきて、ただ流されて生きていては、いつまでたっても成長なんてない。

俺は1つのことに命をかけて、生きていきたい。